あまや座

茨城県那珂市瓜連あるミニシアター

『PERFECT DAYS』3/2(土)〜3/29(金)

『PERFECT DAYS』

【上映日程】 ※水曜定休日
※20(水・祝)は営業、翌日21(木)に休館します。

3/2(土)17:00〜19:14
3/3(日)〜3/8(金)16:35〜18:49
3/9(土)〜3/15(金)10:05〜12:19
3/16(土)12:05〜14:09予告なし
3/17(日)〜3/22(金)13:15〜15:29
3/23(土)〜3/29(金)17:15〜19:29

※上映時刻が変更になる場合があります。ご来館前にご確認ください。
ご予約システムは2週間くらい前から可能となります。

解説

「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」などで知られるドイツの名匠ビム・ベンダースが、役所広司を主演に迎え、東京・渋谷を舞台にトイレの清掃員の男が送る日々の小さな揺らぎを描いたドラマ。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、役所が日本人俳優としては「誰も知らない」の柳楽優弥以来19年ぶり2人目となる男優賞を受賞した。

東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山。淡々とした同じ毎日を繰り返しているようにみえるが、彼にとって日々は常に新鮮な小さな喜びに満ちている。昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買う古本の文庫を読むことが楽しみであり、人生は風に揺れる木のようでもあった。そして木が好きな平山は、いつも小さなフィルムカメラを持ち歩き、自身を重ねるかのように木々の写真を撮っていた。そんなある日、思いがけない再会を果たしたことをきっかけに、彼の過去に少しずつ光が当たっていく。

東京・渋谷区内17カ所の公共トイレを、世界的な建築家やクリエイターが改修する「THE TOKYO TOILET プロジェクト」に賛同したベンダースが、東京、渋谷の街、そして同プロジェクトで改修された公共トイレを舞台に描いた。共演に新人・中野有紗のほか、田中泯、柄本時生、石川さゆり、三浦友和ら。カンヌ国際映画祭では男優賞とあわせ、キリスト教関連の団体から、人間の内面を豊かに描いた作品に贈られるエキュメニカル審査員賞も受賞。また、第96回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされた。

【出演】役所広司、柄本時生、アオイヤマダ、中野有紗、他
【監督】ビム・ベンダース

2023年製作/124分/G/日本
配給:ビターズ・エンド
劇場公開日:2023年12月22日

https://www.perfectdays-movie.jp/

(C)2023 MASTER MIND Ltd.

COMMENTS & TRACKBACKS

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  1. 『PERFECT DAYS』はズルい映画だ。

    ヴィム・ヴェンダース監督の『PERFECT DAYS』は、初老を迎えた平山(役所広司)の繰り返される日々が描かれる。

    それは丁度、小津安二郎の映画のようだ。ヴィム・ヴェンダース自身、役所広司を笠智衆になぞらえていた。

    同じように繰り返されるけど、決して昨日と同じではない今日という日。

    平山は、毎朝、缶コーヒーのBOSSを飲み、車に乗って仕事へ行く。車の中でカセットテープで昔のロックを聴く。

    昼休みにサンドイッチを頬張りながら、木漏れ日の白黒写真を撮るのが趣味。

    銭湯で湯に浸かり、夜は本屋の100円の棚で買った本を読む。

    たまに、石川さゆりがママのスナックで酒を飲む。

    ホームレスの田中泯の踊りは、街なかの雑踏で平山にしか見えない。

    一人だが孤独ではない、充実した日々。

    家出してきた姪を迎えに来る金持ちの妹。ここで観客は、平山が「選択的没落貴族」の世捨て人であることを知る。

    外国人が理想とする〝禅〟や〝ミニマリズム〟を体現した日本人、平山。

    美しいヴィジュアルと、イカした音楽、円熟した役所広司のひとり芝居、こんなのカッコイイに決まってるじゃないか! 『PERFECT DAYS』はズルい映画だ(笑)

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