あまや座

茨城県那珂市瓜連あるミニシアター

佐々部清監督特集 10/3(土)〜10/23(金)あまや座 3周年企画

あまや座のオープンから毎年周年時期に舞台挨拶にお越しくださっている佐々部清監督が
今年の3月31日に亡くなりました。

監督への感謝と敬意、愛を込めて、これからも毎年佐々部清監督の作品を届け続けます。
映画は永遠です。

佐々部監督の作品は、どんなに厳しい作品でも愛がたっぷりと 込められているのがスクリーンから滲み出ており、
心に響き、魅了されます。

ぜひ、あまや座で魂の故郷のような 珠玉の映画時間をお過ごしください。


『夕凪の街 桜の国』
©2007「夕凪の街 桜の国」製作委員会

【上映日程】
2020年10月3日(土)〜9日(金)9:30〜11:28

原爆をテーマに、過去と現代に生きる2人の女性の物語を描いた  こうの史代(「この世界の片隅に」)の傑作コミックを佐々部清監督が映画化。 原爆投下から13年後の広島に暮らす平野皆実は、被爆体験による深い心の傷を抱えて生きていた。それから半世紀後、皆実の弟・旭は家族に黙って広島へと向かう。娘の七波は父を心配して後を追ううちに、自分のルーツを見つめ直していく……。2人のヒロインを田中麗奈と麻生久美子が好演。 佐々部監督の映画7作品目となる本作は、監督の優しく厳しい目線で愛と平和を訴える感動作。

脚本・監督:佐々部清
出演」田中麗奈、麻生久美子、吉沢悠、中越典子、他
2007年製作/118分/日本


『六月燈の三姉妹』
©「六月燈の三姉妹」製作委員会

【上映日程】
2020年10月10日(土)〜10月16
日(金)9:30〜11:24

家業の和菓子店再建を目指して奮闘する一家が繰り広げる人間模様を、実在の店をモデルに描いたハートフルドラマ。鹿児島県のとある寂れた商店街。その一角にある家族経営の和菓子店「とら屋」も、大型ショッピングセンターに客を奪われ赤字が続いていた。そんな店を建て直すべく、離婚した父と母や出戻りの長女、離婚調停中の次女、結婚直前に婚約破棄した三女、さらに東京から次女を追ってきた夫も加わり、六月燈の夜に発売する新作和菓子「かるキャン」で逆転を狙うが……。佐々部清監督の映画12作品目は、監督らしい笑いと涙が詰まった心温まるヒューマンドラマ。

脚本・監督:佐々部清
出演:吹石一恵、徳永えり、吉田羊、津田寛治、他
2013年製作/104分/G/日本


『八重子のハミング』

ⒸTeam「八重子のハミング」

【上映日程】
2020年10月17日(土)〜10月23
日(金)9:30〜

あまや座の記念すべきオープニングを飾ったもっとも大切な作品。公開時、本当に多くの方にご鑑賞いただき、再上映の声の多かった作品。4度のがん手術を受けた夫と、若年性アルツハイマー病を発症した妻の絆を、実話をもとに描く。胃がんを発病した夫・誠吾を支え続ける妻の八重子に若年性アルツハイマー病の疑いがあることが明らかになった。誠吾は4度のがん手術から生還することができたが、八重子の病状は進行し、徐々に記憶をなくしていく。介護に苦闘しながらも八重子との時間を愛おしむ家族たちと、妻に寄り添い続ける誠吾の12年にもわたる日々が描かれる。佐々部監督の故郷である山口県で撮影され、原作は山口県萩市在住の陽信孝が自身の体験をつづった同名著書。夫・誠吾役を升毅、妻・八重子役を高橋洋子がそれぞれ演じる。

脚本・監督:佐々部清
出演:升毅、高橋洋子、文音、梅沢富美男、他
2016年/ 112分/日本/ 配給 アークエンタテインメント

コメント1件

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 1 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. 今日「夕凪の街 桜の国」を観てきました。

    夕凪の街の麻生久美子と桜の国の田中麗奈、二人の映画女優が素晴らしい。
    優れた脚本に確かな演出が光る。

    今は亡き佐々部清監督の真骨頂ともいえる代表作だと思います。
    いつ見ても何度見ても泣けてしまいます。
    特に旭がプロポーズの時に髪飾りを渡すシーンでは、何回観てもスイッチが入った様に泣いてしまうのです。
    多くの人にぜひ見て欲しい映画です。

コメントをする

*
*
* (公開されません)

Return Top