「ミセス・ノイズィ」
(C)「ミセス・ノイズィ」製作委員会
【上映日程】 ※水曜定休日
2021年2月13日(土)〜2月19日(金)11:30〜13:26
2月20日(土)〜2月26日(金)16:10〜18:06
「フィガロの告白」の天野千尋が監督・脚本を手がけ、隣人同士の些細な対立が大事件へと発展していく様子を描いたサスペンスドラマ。小説家で母親でもある吉岡真紀は、スランプに悩まされていた。ある日、突如として隣の住人・若田美和子による嫌がらせが始まる。それは日を追うごとに激しさを増し、心の平穏を奪われた真紀は家族との関係もギクシャクしていく。真紀は美和子を小説のネタにすることで反撃に出るが、その行動は予想外の事態を巻き起こし、2人の争いはマスコミやネット社会を巻き込む大騒動へと発展していく。主人公の小説家・真紀を「共喰い」の篠原ゆき子、隣人の美和子を「どうしようもない恋の唄」の大高洋子、真紀の娘を「駅までの道をおしえて」の新津ちせがそれぞれ演じる。2019年・第32回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門出品。
【出演】篠原ゆき子、大高洋子、長尾卓磨、他
【監督】天野千尋
2019年製作/106分/G/日本
配給:アークエンタテインメント
公式HP http://mrsnoisy-movie.com/
好きな作品です。
ぜひ、あまや座で見てください^^)。
若田美和子役に大高さんをキャステングした時点でこの映画は成功していたのではと思うほど、隣のおばちゃん役の大高さんが素晴らしい。
SNS時代の怖さと、自分を信じる強さなのか、はたまた小説家の旦那さんが奥さんに言う「自分のことしか考えてないだろう!」という、本当にそう思いましたが、そうなる今の土壌/ふれあいの無さの怖さが、観終わったあと、観客に伝わるストーリーの旨さがあります。
そして、私たち老人たちは、ハッピーエンドが大好きであり、この映画の最後の心温まるエンデングをありがとうと言っておきたい。
また、日本映画をよく知る世界のプロフェッショナルたち7人が選んだ「2020年の日本映画を象徴する作品」での評価では、「黒澤明『羅生門』(1950)というレガシーを現代の社会派コメディーに継ぐ天野千尋の『ミセス・ノイズィ』が、日本映画の黄金時代の再来を予見させた。」と評価されています。