あまや座

茨城県那珂市瓜連あるミニシアター

マッキー(インド映画特集2020)/ 2020年11月21日(土)〜27日(金)

「マッキー 」

ここに注目!(by山田タポシ)
 インド映画に輪廻転生の話は少なくない。その多くは、理不尽な死によって断ち切られた愛と憎しみ、つまり復讐劇として悲惨な物語になりがちである。ところがこの作品は、そうした愛憎をベースにしながらも、ユーモラスかつ、元気な気分にもさせてくれる、不思議な魅力に満ち溢れている。
ハエに転生して復讐を果たす──そんなプロットを映画的興奮に満ちた作品に仕上げたのは、S・S・ラージャマウリ監督。『バーフバリ』シリーズの数年前に撮った作品だが、CG描写のアイデアと表現力は見どころのひとつ。
脚本は『バジュランギおじさんと、小さな迷子』のK・V・ヴィジャエーンドラ・プラサード。この父子コンビで作った『あなたがいてこそ』『マガディーラ 勇者転生』同様、冴え渡るストーリーテリングの妙味を堪能してほしい。


(C)M/s. VARAHI CHARANA CHITRAM
【上映日程】 ※水曜定休日 

11月21日(土)17:45〜20:00(トーク付き上映 満席)
11月22日(日)〜27日(金)16:55〜19:10


殺されてハエに生まれ変わった主人公が愛する人を守るため戦う姿を描き、インドで大ヒットを記録した奇想天外なアクションコメディ。家の向かいに住む美人の慈善活動家ビンドゥに思いを寄せるジャニ。一方、表向きは建設会社の社長で、裏ではマフィアの顔をもつスディープもまた、ビンドゥに夢中だった。ある日、ジャニは勇気を出してビンドゥに告白し、2人は両思いになるが、金と権力とルックスで落とせない女はいないと思っていたスディープは激怒。ジャニをなぶり殺してしまう。やがて小さなハエとして転生したジャニは、殺された恨みを晴らし、ビンドゥを守るためスディープに立ち向かう。本作の後に手がけた「バーフバリ」が日本でも旋風を巻き起こしたS・S・ラージャマウリ監督が、「バーフバリ」以前に手がけた一作。日本では2013年10月に劇場公開。19年11月にリバイバル公開。

【出演】スディープ、サマンサ・ルス・プラブ、ナーニ、他
【監督】S・S・ラージャマウリ
2012年製作/125分/G/インド
原題:Eega
配給:TCエンタテインメント
日本初公開:2013年10月26日
公式HP https://www.tc-ent.co.jp//sp/makkhi_again/

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