あまや座

茨城県那珂市瓜連あるミニシアター

きっと、またあえる(インド映画特集2020)/ 2020年11月14日(土)〜11月20日(金)

「きっと、またあえる 」

ここに注目!(by山田タポシ)
 インド映画『きっと、うまくいく』を思い浮かべる人もいるかもしれないが続編ではない。工科大学の寮生活が舞台という共通点はあるが、ダンスシーンも少なく地味な印象さえする。でも登場人物たちの秀逸なキャラクター描写と堂々たる筋運びと演出が光る、良質なドラマに仕上がっている。  若者には、失敗を怖れずに立ち向かっていく勇気。かつての若者には、昔を懐かしみつつ、歳を重ねた今を見つめ直す好機を届けてくれるはず。90年代と現代──大学時代と家庭をもった中年時代──を行き来しながら友情と家族愛を描く、ド直球な青春群像劇に涙する人も少なくないはずだ。鑑賞後、馬鹿げた失敗や思い出で談笑する機会をもてば、きっと楽しい時間になるだろう。  撮影は、監督の母校・インド工科大学ボンベイ校で行われている。主役のスシャント・シン・ラージプート(『PK』)は、残念ながら34歳の若さで今年6月に急逝。


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【上映日程】 ※水曜定休日 

11月14日(土)15:00〜17:33
11月15日(日)〜20日(金)14:20〜16:53


「ダンガル きっと、つよくなる」のニテーシュ・ティワーリー監督が、自身の大学時代のエピソードなども盛り込みながら、1990年代インドの工科大学の学生寮を舞台に、主人公と仲間たちの友情を描いた一作。息子が受験に失敗し、病院に担ぎ込まれたアニ。そこへいまは親世代となった悪友たちが集まり、アニの息子を励ますため学生時代の奮闘記を語り始める。90年代、インドでもトップクラスのボンベイ工科大学に入学したアニだったが、学生寮は負け犬ばかりが集まるといわれるボロボロの4号寮に振り分けられる。アニと4号寮の仲間たちは、寮対抗の競技会で「負け犬寮」の汚名を返上すべく、知恵とやる気と団結力でさまざまな競技を勝ち抜いていくのだが……。主人公アニ役に「PK」のスシャント・シン・ラージプート、ヒロインとなるマヤ役に「サーホー」のシュラッダー・カプール。

【出演】スシャント・シン・ラージプート、シュラッダー・カプール、バルン・シャッルマ、他
【監督】ニテーシュ・ティワーリー
2019年製作/143分/G/インド
原題:Chhichhore
配給:ファインフィルムズ
公式HP http://www.finefilms.co.jp/chhichhore/

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