あまや座

茨城県那珂市瓜連あるミニシアター

ヒンディー・ミディアム (インド映画特集2020)/ 2020年11月14日(土)〜27日(金)、12月5日(土)〜11日(金)

「ヒンディー・ミディアム 」

ここに注目!(by山田タポシ)
タイトルの「ミディアム」(メディアの単数形)は、肉の焼き具合ではなく伝達や表現手段のこと。なので「ヒンディー語でコミュニケーションする社会層や環境」という意味になる。イギリス植民地時代以降「英語をミディアムにする社会層」との格差と分断はあったが、ミドルクラスの急増で、その隔たりはより顕著になってきている。  映画は、そうした社会層の狭間にいるミドルクラスの家族を通して、インドの格差社会を浮き彫りにし、インド最大の映画賞「フィルムフェア賞」で作品賞を受賞。また同賞の最優秀主演男優賞を受賞した名優イルファン・カーンは、続編にあたる『Angrezi Medium(英語ミディアム)』にも主演したが、今年4月、53歳という若さで逝ってしまった。  彼への追悼も込めつつ、お受験戦争の渦中で自分らしさと本当の幸せを掴もうとする家族の奮闘をぜひ応援していただきたい!


【上映日程】 ※水曜定休日 

11月14日(土)11:40〜14:02
11月15日(日)〜20日(金)11:40〜14:02
12月5日(土)〜6日(日)16:40〜19:02
12月7日(月)〜11日(金)16:10〜18:32


「スラムドッグ$ミリオネア」「ジュラシック・ワールド」のイルファン・カーン主演で、現代インドのお受験事情を笑いと涙を交えて描いたハートウォーミングドラマ。デリーの下町で洋品店を営むラージ・バトラと妻のミータは、娘を進学校に入れることを考えていたが、親の教育水準や居住地までが合否に影響することを知り、高級住宅地への引っ越しを決める。しかし、その努力もむなしく受験の結果は全滅。肩を落とす2人に、ある進学校が低所得者層のために入学の優先枠を設けているという話が舞い込む。追いつめられたラージとミータは優先枠での入学を狙うために貧民街への引っ越しを決行するが……。夫のラージ役をカーンが、妻のミータ役をパキスタンのトップ女優で本作がインド映画初出演となるサバー・カマルがそれぞれ演じる。

【出演】イルファン・カーン、サバー・カマル、ディーパック・ドブリヤル、他
【監督】サケート・チョードリー
2017年製作/132分/G/インド
原題:Hindi Medium
配給:フィルムランド、カラーバード
公式HP http://hindi-medium.jp/

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