「十九歳の地図」柳町光男監督特集　

【上映日程】 ※水曜定休日 

11/12（土）13:20〜15:09（予告なし）
11/20（日）22（火）25（金）15:20〜17:19

新聞販売所で下宿をする予備校生の19歳の青年が、日々の配達先で知る各家々の家庭構成、性格などを書き止め、バツ印を付け、自分だけの地図を書き始める。見下されながらも見下しているような捻れた自尊心が、日常の不満、偽善に鬱屈しながら、配達先でバツ印をつけた人たちに嫌がらせ電話をかけていく。主演本間優二が、夢も希望もなく鬱積する青年を見事に体現。また、卑小で無様な中年男の哀しみを演じた蟹江敬三。板橋文夫の音楽が切なく響く。

[1979年キネマ旬報ベストテン7位／1979年映画芸術ベストテン1位]

【監督・脚本】柳町光男
【原作】中上健次【撮影】榊原勝己【美術】平賀俊一【録音】瀬戸厳【音楽】板橋文夫
【出演】本間優二、蟹江敬三、沖山秀子、山谷初男、原知佐子、西塚肇、白川和子、友部正人、津山登志子、中島葵、川島めぐ、竹田かほり、中丸忠雄、清川虹子、柳家小三治、楠侑子、他

1979年／109分／カラー／DCP／製作：プロダクション群狼