「それでも私は生きていく」
【上映日程】 ※水曜定休日
7/22(土)〜28(金) 12:10〜14:12
7/29(土)〜8/4(金) 16:05〜18:07
※上映時刻が変更になる場合があります。ご来館前にご確認ください。
ご予約システムは2週間くらい前から可能となります。

解説
「未来よ こんにちは」のミア・ハンセン=ラブ監督が、父の病への悲しみと新たな恋への喜びという相反する感情に直面したシングルマザーの心の機微を、自身の経験を基に描いたヒューマンドラマ。
シングルマザーのサンドラは、通訳の仕事をしながら8歳の娘とパリの小さなアパートで暮らしている。サンドラの父ゲオルグは以前は哲学教師として生徒たちから尊敬されていたが、現在は病によって視力と記憶を失いつつあった。サンドラは母フランソワーズと共に父のもとを頻繁に訪ねては、父の変化を目の当たりにして無力感にさいなまれていた。仕事と子育てと介護に追われて自分のことはずっと後回しにしてきた彼女だったが、ある日、旧友クレマンと再会し恋に落ちる。
「アデル、ブルーは熱い色」のレア・セドゥが主演を務め、「王妃マルゴ」のパスカル・グレゴリーが父ゲオルグ、「わたしはロランス」のメルビル・プポーが恋人クレマンを演じた。
【出演】レア・セドゥ、パスカル・グレゴリー、メルビル・プポー、他
【監督】ミア・ハンセン=ラブ
2022年製作/112分/R15+/フランス・イギリス・ドイツ合作
原題:Un beau matin
配給:アンプラグド
https://unpfilm.com/soredemo/
予告編では、主演のレア・セドゥさんの泣き顔を
見たら、魅せられてしまって、
こんな顔ができる、女優さんがいるんだと、
思うほどの愛らしさでした。
仕事に、父の介護に、子育てに、そして新しい恋に
見ている側の心が痛いほど、
優しさをもって、携わりながら、傷ついたり、
その一瞬の喜びに、一喜一憂する彼女が微笑ましく
ラスト近く、父親の介護施設のイベントで、主催者が歌う
恋の歌を聞きながら、自分を思って静かに泣きだす彼女が
今思っても涙が流れるくらい、愛おしいです。
この映画が、彼女の人生の一コマでもあり、
人生って、未来は判らないけど、今は思っているほど
そんなに悪いことばかりじゃないと思える、
素敵な映画でした。
ぜひ、この機会に「あまや座」でご覧ください。
上映は8/4までです。