あまや座

茨城県那珂市瓜連あるミニシアター

佐々部清監督特集 / 2018年10月13日〜11月2日

【あまや座 1周年特別企画】佐々部清監督特集

あまや座、開館一周年おめでとうございます!
昨年のオープニング・プログラムに拙作『八重子のハミング』を 選んでいただいたこと、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
四〇席が素晴らしいスクリーンと音響に包まれます。
あまや座の、映画への愛 を感じます。
ずっと応援します!


映画監督 / 佐々部 清

1周年を迎えるにあたり佐々部清監督より、激励のメッセージをいただきました。
嬉しさと、そして改めて気が引き締まる思いです。
昨年あまや座のオープン初日に舞台挨拶にお越しくださった佐々部清監督。
監督の作品は、どんなに厳しい作品でも愛がたっぷりと込められているのが スクリーンから滲み出ており、心に響き、魅了されます。
あまや座1周年を記念して、そして監督への感謝と敬意、映画への愛を込めて、 佐々部清監督の映画から4作品をお届けします。 ぜひ、あまや座で珠玉の映画時間をお過ごしください。

佐々部清監督
1958年、山口県下関市生まれ。 明治大学文学部演劇科、横浜放送映画専門学院(現・日本映画大学)を卒業後、フリーの助監督を経て、2002年『陽はまた昇る』で監督デビュー。以後『チルソクの夏』、『半落ち』(日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞)、『カーテンコール』『出口のない海』『夕凪の街 桜の国』『結婚しようよ』『三本木農業高校、馬術部』『東京難民』『ツレがうつになりまして。』など監督作は17本におよび、新作『この道』の公開も待ち遠しい。
ほかに数々のテレビドラマや、舞台演出なども手掛けている。日本映画監督協会理事。
10/13(土)1周年記念 舞台挨拶開催

『ゾウを撫でる』

©『ゾウを撫でる』Partners

【上映日程】
2018年10月13日(土)15:05〜16:49 
舞台挨拶17:00〜17:40
2018年10月14日(日)〜10月19日(金)14:50〜16:34
2018年10月20日(土)12:40〜14:24
2018年10月23日(火)12:20〜14:04

「陽はまた昇る」「半落ち」の佐々部清監督が、一本の映画制作に関わる人々を描いた人間ドラマ。映画監督の神林は、若手脚本家の鏑木が手がけた脚本で、15年ぶりとなる新作映画「約束の日」を撮ることになった。台本印刷会社で働く栃原は、シナリオ教室で同期だった鏑木が映画の脚本を手掛けていることに戸惑いを感じていた。現場で配られた「約束の日」の台本に、それぞれに悩みや事情を抱える俳優たち、スタッフたちは少なからず影響を受けていた。わがままで嫌われている主演女優が失踪するという事態が起こる中、映画「約束の日」の撮影が始まろうとしていた。監督の神林役を小市慢太郎、若手脚本家・鏑木役を高橋一生が演じるほか、伊嵜充則、金井勇太、羽田美智子らが出演。

監督:佐々部清  脚本:青島武
出演:小市慢太郎、高橋一生、大杉漣、羽田美智子、他
2017年/ 94分/ 日本 / 配給 シネムーブ
公式HP http://zouwonaderu.com/


『チルソクの夏』Ⓒ2003 チルソクの夏製作委員会

【上映日程】
2018年10月13日(土)
舞台挨拶18:00〜18:20 18:20〜20:14
2018年10月15日(月).18日(木)16:50〜18:54
2018年10月21日(日).25日(木)12:20〜14:24

日本人の女子高校生と韓国人の男子高校生との、淡い恋の行方を描いた青春ドラマ。監督・脚本は「半落ち」の佐々部清。撮影を「岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 EPISODE1」の坂江正明が担当している。主演は「ピンポン」の水谷妃里。2003年日本映画監督協会新人賞受賞、文化庁映画芸術振興事業、文部科学省選定、青少年映画審議会推薦作品。

脚本・監督:佐々部清
出演:水谷妃里、上野樹里、桂亜沙美、三村恭代、他
2003年/ 114分 / 日本/配給 シネムーブ


『カーテンコール』

Ⓒ「カーテンコール」製作委員会

【上映日程】
2018年10月14日(日).16日
(火).19日(金)16:50〜18:50
2018年10月22日(日).26日(金)12:20〜14:20

日本アカデミー賞作品賞を受賞したヒット作「半落ち」や「チルソクの夏」の佐々部清監督が、自身の故郷である下関を舞台に、家族の絆と、戦後のプログラム・ピクチャーへの愛を描く感動作。東京の出版社で働く香織は故郷・福岡のタウン誌に異動になり、ある投稿から昭和30年代から40年代の下関の映画館で活躍していた幕間芸人・安川修平のことを知ってその調査を始める。主演は「スワロウテイル」「花とアリス」の伊藤歩と藤井隆。共演に鶴田真由、藤村志保、夏八木勲など。

脚本・監督:佐々部清
出演:伊藤歩、藤井隆、鶴田真由、藤村志保、他
2005年/ 111分 /日本/配給 カルチュア・エンタテインメント


『八重子のハミング』

ⒸTeam「八重子のハミング」

【上映日程】
2018年10月27日(土)〜11月2
日(金)12:10〜14:12

「陽はまた昇る」「半落ち」の佐々部清監督が、4度のがん手術を受けた夫と、若年性アルツハイマー病を発症した妻の絆を、実話をもとに描く。胃がんを発病した夫・誠吾を支え続ける妻の八重子に若年性アルツハイマー病の疑いがあることが明らかになった。誠吾は4度のがん手術から生還することができたが、八重子の病状は進行し、徐々に記憶をなくしていく。介護に苦闘しながらも八重子との時間を愛おしむ家族たちと、妻に寄り添い続ける誠吾の12年にもわたる日々が描かれる。佐々部監督の故郷である山口県で撮影され、原作は山口県萩市在住の陽信孝が自身の体験をつづった同名著書。夫・誠吾役を升毅、妻・八重子役を高橋洋子がそれぞれ演じる。

脚本・監督:佐々部清
出演:升毅、高橋洋子、文音、梅沢富美男、他
2016年/ 112分/日本/ 配給 アークエンタテインメント

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 1 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. 【あまや座 1周年特別企画】佐々部清監督特集の、『チルソクの夏』は素晴らしい作品で、2004年公開時は、50回も見たリピターもいて驚きました。
    でひ、中・高校生のお子さんがいれば一緒にみてもらえると会話が弾むのではと思います。いるかさんの「なごり雪」が効果的に使われています。これもあの時代をおもいださせます。
    ■2004年当時観たときの感想です。
    チルソクとは韓国語で七夕の言葉、一度しか逢わなかった若い二人が、その後文通を通し恋におちる、うそー^^?と思うかもしれませんが1977年代メールもなく、あの頃「文通」は偽装恋愛かもしれないけどワクワクするような恋愛アイテムだったのです
    このラストもいいし、なんていいきれないほどの素晴らしいラストですし、「がんばっていきまっしょい」を思い出させるような少女たちの会話と友情、あーあんな時代もあったなと思い出させる、観る人たちの過去の青春がきっとあったはずです。
    ■『チルソクの夏』茨城ファンページです
    当時この映画にハマッて、茨城ファンページを開いていましたので、参考に観て下さい。更新はしていませんが、この作品を知ってもらう手助けになるのではと思います。
    http://fjmovie.la.coocan.jp/other/sanpo/tiru/index.htm
    ■『チルソクの夏』出演 三村恭代 さんへのインタビュー記事です
    2005.03.11(金)『チルソクの夏』茨城県水戸市上映会での(舞台挨拶や懇談会の合間にて)インタビュー記事です。これも作品を観る上での手助けになると嬉しいです。
    http://fjmovie.la.coocan.jp/interview/2005/mimura/index.htm

LEAVE A REPLY TO 小薗 賀津雄 CANCEL REPLY

*
*
* (公開されません)

Return Top