あまや座

茨城県那珂市瓜連あるミニシアター

めぐり逢わせのお弁当(インド映画特集2020)/ 2020年11月28日(土)〜12月11日(金)

「めぐり逢わせのお弁当 」

ここに注目!(by山田タポシ)
 欧米の映画製作会社が参加していることもあり、多くの日本人に馴染みのある“典型的なインド映画”とは、かなり味わいが異なる。しかし、ダッバーワーラー(弁当配達人)のドキュメンタリー映画を撮るための取材から物語を着想したと監督が語っているように“紛れもないインド映画”になっている。監督もムンバイ育ちのインド人だが、アイオワ大学を卒業後、世界最大の会計事務所デロイト社に就職。しかし映画への夢を諦めきれず短編映画を作り始め、この作品での長編デビューを果たした。その後、あまや座でも上映した『ベロニカとの記憶』を撮り、昨年『フォトグラフ~あなたが私を見つけた日』を発表している。豊穣なスパイスの香りの中で老いらくの恋と再出発を描くラブロマンスを観た帰り道には、きっとカレーを食べたくなるに違いない。


©AKFPL, ARTE France Cinema, ASAP Films, Dar Motion Pictures, NFDC, Rohfilm – 2013
【上映日程】 ※水曜定休日 

11月28日(土)12:00〜13:55(トーク付き上映)
11月29日(日)〜12月4日(金)12:00〜13:55
12月5日(土)、6日(日)14:30〜16:25
12月7日(日)〜11日(金)14:00〜15:55


インドで広く利用されている実在の弁当配達システムを題材に、誤配送の弁当がもたらした男女の偶然の出会いと心の触れ合いを描いたドラマ。大都市ムンバイのオフィス街では、昼時にダッバーワーラーと呼ばれる弁当配達人が、慌ただしく複数の弁当箱を配って歩く。ある日、主婦イラが夫の愛情を取り戻すために腕をふるった4段重ねの弁当が、男やもめのサージャンのもとに誤って届けられる。イラは空っぽになって戻ってきた弁当箱を見て喜ぶが、その弁当を食べたはずの夫からは何も反応がない。不審に思ったイラは翌日、弁当に手紙を忍ばせるが……。舞台出身の女優ニムラト・カウルがイラ役を務め、「スラムドッグ$ミリオネア」「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」など国際的にも幅広く活躍するイルファン・カーンがサージャン役を演じた。2013年・第66回カンヌ国際映画祭監督週間で観客賞を受賞。

【出演】イルファン・カーン、ニムラト・カウル、他
【監督】リテーシュ・バトラ
2013年製作/105分/G/インド・フランス・ドイツ合作
原題:Dabba
配給:ロングライド

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